白十字会林間学校の理念
白十字会林間学校の理念は、「子どもたちを豊かに愛すこと」です。多く愛された子は、多く愛する力を持つようになります。豊かに愛されることで、その子に自分を大切にする心が生まれ、人を愛する心が育ちます。この心が自立への大きな力になり、生きる土台になると考えています。
支援方針
子どもが居場所として感じられる安心で安全な生活を守ります。
あなたがこころからほっとできて、守られていると感じられる生活を目指します。
一人ひとりを大切に支援し、それぞれの生き方を支えます。
あなたの人生はあなたが主役です。あなたのニーズに添った支援を目指します。
一人ひとりの目指す自立を支援します。
あなたが施設を巣立った後も、私たち職員はあなたの応援団であり続けます。
施設長ご挨拶
児童養護施設は様々な理由により、家庭で生活できない子どもたちをお預かりし、養育・自立することが目的の施設です。私たち白十字会林間学校はそんな子どもたちと大人が共に生活し、共に歩むところです。
理念にあるとおり、「子どもたちを豊かに愛すること」これが私たちの使命です。子どもに互いに愛しなさい、大切にしないさい。という前に、大人がその子を愛し、大切にしていきます。そして、その愛は見返りを求めないということです。手をかければかけるほど、大切にすればするほど、良い成長をしてほしいなと感じ、手をかけたことに対して応えてほしいと感じてしまいます。でも期待に応えられない子どもも一人の大切な人として認めていくということです。そして、この豊かに愛された体験があるからこそ、子どもは自分を大切にすることができ、人を大切にすることができるのです。子どもたちは自立していきます。社会にでて、楽しいこと、うれしいこともたくさんあると思います。しかし、壁にぶつかることもあるでしょう。そのときこの愛された経験があれば、共に乗り越えていけるのです。
だから私たちは一人ひとりを大切にしていきます。集団の中の一人ではなく、大切な一人ひとりが集まった集団です。一人ひとりが豊かに成長し、自信をもって生きていけるよう、私たちは子どもたちの笑顔を全力で守ります。
施設概要
人数
定員50名(2~18歳)
寮の構成
幼児寮(定員10名)が1つ、男子寮(定員8名)が2つ、女子と小学生男子の混合寮(定員8名)が3つあります。
職員の状況
施設長、児童指導員、保育士、栄養士、調理員、看護師、臨床心理士、里親支援専門相談員、事務員など、専門性を生かし、協働して子どもの支援をおこなっています。
アクセス
- JR辻堂駅南口より神奈中バス(辻13系統)「平和町経由茅ヶ崎駅南口行き」約10分神奈中バス(辻02系統)「辻堂団地経由茅ヶ崎駅南口行き」約15分江ノ電バス「浜竹経由平和学園循環」約10分江ノ電バス「浜見山経由平和学園循環」約15分「平和学園前」バス停より 徒歩2分
- JR茅ヶ崎駅南口より神奈中バス(辻13系統)「平和町経由辻堂駅南口行き」約10分神奈中バス(辻02系統)「辻堂団地経由辻堂駅南口行き」約15分「平和学園前」バス停より 徒歩2分
- お車でお越しの方正門よりお越しください(駐車場有り)
- 住所 〒253-0031 神奈川県茅ヶ崎市富士見町4-54
- TEL 0467(82)8044
- FAX 0467(82)1229
沿革
- 大正6年8月1日社団法人白十字会創立5周年を記念し、結核予防事業の一環として虚弱児童の養護教育を行うため、寄宿舎制の小学校として白十字会林間学校が開校する。
- 昭和20年10月1日終戦後、校舎は戦災のため破損。疎開していた児童の大部分は家庭に帰った。帰校した者わずか7名で、白十字会林間学校を再開する。
- 昭和24年4月1日従来の教育と生活は、法的に分離して経営せざるを得なくなり、学校教育(平和学園)は文部省(当時)、生活面、福祉事業(白十字会林間学校)は厚生省(当時)の管轄のものとなる。
- 昭和25年4月1日昭和22年に制定された児童福祉法に則り、虚弱児施設として事業認可を受ける。
- 平成10年4月1日児童福祉法の改正により、児童養護施設に変更となる。
- 平成18年12月1日青少年の自立を支えるため、自立支援ホーム「湘南つばさの家」を開設する。
- 平成19年6月1日地域の子育て支援の実現のため、茅ヶ崎市委託事業「子育て短期支援事業」を開始する。
- 平成26年7月1日児童福祉施設退所後支援の充実のため、神奈川県委託事業「あすなろサポートステーション」を開設する。